27巻 安貞二年(1228)六月大二十五日丙寅
曇りです。明日、田村館へ行く予定を、予め決めていましたが、家主の三浦義村に喪に服すことが起きたので、これは延期して、他へ遠足に出かけようと、お決めになりました。明日は、延長年間に清涼殿に雷が落ちた日です。それなので、以後必ず雷雨になります。さぞかし外出の妨げになるでしょうだとさ。そこで、雨が降るか降らないか占うように、藤内左衛門尉定員が文書を陰陽師に回覧しました。晴賢・泰貞・国継は雷雨は有りませんと云い、親職・晴職は雨が降ると云います。文元は、晩になって小雨が降るでしょうと云いましたとさ。
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